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「リゼクを、苦しめたんだよな?」
そのオレを見て、場に居合わせた全員が戦慄していたようだった。
腰を抜かす奴も入れば、膝をがたがたと震わせる奴。
多種多様といえばそうだが、共通して誰一人、仲間を助けようとする動向が伺えない。
……呆れたぜ。
「だが変態金髪くん。
オレも鬼じゃない、オレの出す問題に正解出来たら、助けてやろう」
右手の力を緩める。
男が逃げ出す事はかなわなく、呼吸ができる程度に。
「て、テメェ……!
こんな事してどうなるか……」
再び、オレは力を込めた。
不恰好に声を溢し、男は白眼を剥く。
……やれやれ。
「さて問題。
テメェ、今まで何人の女を、オレの用にしたんだ?」
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