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野球の球か?野球部の野郎!五和に当たっちまう!
五和を抱いたまま地面に転がる
がらがら!がしゃん!
おおきな音と共に倒れこんだのは体育倉庫の中。
ドアも何故かしまってしまい中は真っ暗闇であった
…まじないという名の呪いは存在するのか…
さらに俺は何か重い用具の下敷きになり身動きがとれずにいた
懐には五和の温かさだけが感じ取れていた
五和「あの…大丈夫ですか…?」
驚くほど近くで五和の声が響く、
ほとんど抱擁しあっている状態で転がりこんでしまったらしい
上条「ごめんな。なんか偶然が重なりこの状態に…」
五和「いえ、すいません。私もボールに気づくべきでした。護衛の身なのに守られるなんて…」
上条「立場なんかきにしないでくれよ。俺は五和があぶなかったから守った。それだけなんだ」
五和「上条さん…」
五和と会話をするたびにたがいの息がかかりくらくらしてしまうってか用具が重い…
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