「早春賦」

2/3
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
2008年から2009年にかけて放送されたTVアニメ、「絶対可憐チルドレン」の第四クールのEDである。 そう遠くない未来、エスパーの存在が当たり前となっていること以外は現実社会と全く変わらない世界が舞台であるこの作品。 主役は弱冠10歳(当時)の少女3人「ザ・チルドレン」であり、全員が「超度」(レベル─震度と同じようなもの)において最強の「7」という力を持つエスパーである。 3人はその力のせいで幼い頃から普通の子供達と同じような暮らしができず、国の機関からの任務(人命救助など)をこなしながら大人達に囲まれて育つという特殊な環境の中で成長している。 そうして案の定、マセて我が儘でひねくれた性格になってしまっているところに若き天才科学者の皆本光一が現れる。 IQ200以上という頭脳のせいで普通の子供とは違う生活を余儀なくされたという、チルドレン達と同じような過去を持つ彼が徐々に3人の心を開いていき、彼女達のエスパーとしての力を正しい方向へと導くため日々奮闘する。 「超能力少女育成コメディー」というのが基調であるが、そんな明るいストーリー全体の背景にあるのが“未来”と“運命”である。 彼女達が大人に成長した未来が既に予知されている。その未来はなんと、彼女達を中心としたエスパーが普通人(ノーマル─超能力を持たない一般人)に対して世界的な戦争を起こすという、破滅的なものであった。 それを知った皆本達、そしてチルドレンが、運命を、未来を変えるために戦う── ここまでが大体の話の概要だ。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!