「死活」から「生活」へ

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天照様は杖の先を俺に向け、左手の人差し指と中指を胸の前で天に向けるように印を組んだ。 「少し衝撃が走るが、我慢するが良い。はっ!」 そう言い終えた直後、杖から蒼白い光球が飛び出して俺の体に直撃した。 「ぐぅっ!?」 身体全体に電気が流れたかのようなビリビリという衝撃が襲った。 その後に強い目眩がして、倒れそうになったが踏ん張り持ち堪えた。 何秒か経つと目眩が直り、ゆっくりと体勢を元に戻した。 「はぁ、はぁ……もう終わったのですか……」 息を整えて天照様に問いかける。 「うむ、よくぞ耐えた」 天照様は少し満足そうな表情で俺に労いの声を掛けた。
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