転生

4/5
前へ
/363ページ
次へ
「お主には転生をしてもらうが、人間などではなく閻魔に転生をしてもらう。そして閻魔の役を全うしてもらうのがお主への勅命じゃ」 「……閻魔ですか?」 アマテラス様の言った事が少しの間、理解ができなかった。 この俺が閻魔だって? 何かの気紛れだろうか? 「言っておくが、これは気紛れでもなんでもない。これは儂が決めた事じゃ」 驚いた……思考を読むとは、流石は神の中の神だ。 「閻魔に一人空きが出てな、このままでは魂を裁くのに支障が出てしまう。そこで、閻魔の素質があるお主に空きに入ってもらおうと思ってな。受けてくれるな?」 今一度、天照が俺に質してくる。 その言葉の答えはとっくに決まっていた……
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

914人が本棚に入れています
本棚に追加