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「お主には転生をしてもらうが、人間などではなく閻魔に転生をしてもらう。そして閻魔の役を全うしてもらうのがお主への勅命じゃ」
「……閻魔ですか?」
アマテラス様の言った事が少しの間、理解ができなかった。
この俺が閻魔だって?
何かの気紛れだろうか?
「言っておくが、これは気紛れでもなんでもない。これは儂が決めた事じゃ」
驚いた……思考を読むとは、流石は神の中の神だ。
「閻魔に一人空きが出てな、このままでは魂を裁くのに支障が出てしまう。そこで、閻魔の素質があるお主に空きに入ってもらおうと思ってな。受けてくれるな?」
今一度、天照が俺に質してくる。
その言葉の答えはとっくに決まっていた……
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