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学生「わっ!なんか言ってるぞあいつ」ヒソヒソ
学生「よせ、目を合わせるな」ヒソヒソ
学生「キモイな…」ヒソヒソ
そんな風に思われているのも露知らず、上条は初春の少し離れたところから彼女の様子を観察していた。
上条「(いいぞ、飾利ちゃん。その風貌、姿、身のこなし。全てが不良と化している。周りの奴らも恐れをなして顔を背けている。そのまま、誰かに絡んでしまえ!)」
そんな上条の数メートル後ろには、彼の姿を尾行する一つの影があった。
御坂「何!?何やってんのあいつ?初春さんのストーカー??」
御坂「って言うか、初春さんはどうしてあんなコスプレしてんの??」
初春「(お?あそこに一人だけでいる人発見!さっそく絡んじゃえ☆)」
背中を見せ、一人で歩く男を見つけ、初春は後ろから近付いていく。
初春が歩くたび、上条がコソコソと距離をとりながら彼女の跡を追い、上条が動くと、御坂もまた距離をとりながら彼の跡をコソコソとつけていった。
初春「おいゴラァ!そこどきやがれしばくぞ!!」
初春がついに因縁をつけた。口調は以前より改善されていたが、迫力が全くないのは相変わらずだった。
男が振り返る。
一方通行「あァ???なンか俺に文句でもあるンですかァァァ????」ギロリ!!
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