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僕は今、リビングの前の
ドアにいる
謝るってこんなに緊張するんだっけ?
って思った
ものスゴくドキドキしてる
【よし佑太、行ってこい】
髭ぢいが
背中を叩いた
僕はドアを開けて
リビングを見渡した
お母さんは
ご飯を並べていた
「お母さん…」
『なに?佑太』
ドキドキが速くなった
「あの…えっと…
さっきは
ご…ごめんなさい…」
俯いて僕は謝った
(許してくれるかな…)
数秒の沈黙…
『お母さんも悪かったわ
言い過ぎたわね
ごめんなさい』
(仲直り…できた?)
髭ぢいの方をみると
笑顔でグッドサインをしていた👍
『さぁ、佑太
ご飯にするわよ🎵』
いつもの優しいお母さんだ
(仲直りできたッ‼)
「うん‼」
僕は元気に頷いて
席についた
《いただきまーす‼‼》
今日のご飯は
めちゃくちゃ美味しく感じた
お母さんが
はなしかけてくれる
ホントに嬉しかった
髭ぢいのおかげだよ
(あれ?可笑しいな…
目が霞んで見えないや…)
笑顔の僕の目には
嬉し涙が溜まっていた
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