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『佑太っ‼‼』
自分の名前をお母さんに
いきなり呼ばれてビクッとした
ここは玄関
時計をみると6時30分
「た…ただいま…」
『ただいまじゃないでしょ💢』
ヤバイ…予想以上に怒ってる
てゆうか、ばれないように入ってきた
つもりだったのに…
「…帰ってきたらただいまでしょ…」
『ふざけた事言わない‼‼』
ヤバイ×2
屁理屈いったら更にヒートアップだ💧
『今何時だと思ってるの』
「…6時30分…」
『お母さん、何時に帰ってきなさいって言った?』
「遅くても5時30分…」
『なんでこんなに遅いの?』
「…ごめんなさい…」
『ごめんなさいじゃないでしょ❗
今日で3日目よ‼』
怖い…
いつもはニコニコの
お母さんが今は本当に
鬼に見える
僕は怖くて
目が熱くなるのを感じた
『もぅ悪い子は知りません‼
佑太は明日から1週間遊んじゃいけません‼
わかったわね?』
遊んじゃ…ダメ?
1週間も?
耐えられる訳がない
今度は目が熱くなるのと
同時に
腹が立ってきたのを
感じた
もぅ我慢できない
僕は今の感情を全て
お母さんにぶつけた
「お母さんのケチッ‼
お母さんなんて嫌いだ‼‼」
僕はそうお母さんに言うと
靴を脱ぎ捨てて
ダッシュで階段を上がり
自分の部屋に飛び込んだ
『お母さんも悪い子は
嫌いです‼』
そんなお母さんの声が
聞こえたけど
その時僕は涙をこらえるのに
必死で気にしなかった
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