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私は死ねなかったと言うことは、ぼんやりとわかった。
見上げた空は灼熱の赤。ひっきりなしに弾が飛び交う戦場で、私はただ、空を見上げていた。
――――ガンダムOO:第一話――――
―――三年後。
世界にある、宗教の大半は、その土地のそれぞれの環境を反映している場合が多い。
私、グラハム・エーガーが信仰していた宗教は、女の私には厳しく感じる、元は、荒れ地で生き抜く物だった。
曰く、人は神の子どもである。かつて、人は神の御元を巣だった。人は神の子であった事を誇り、神の子として恥ずかしく無いよう、生きなければならない。
これがエピナスの教えだった。
このエピナスは鉱物資源こそあれど、国際的には小さな国で生きるためには、ふさわしい物だったと言えた。
「――――後少しで目標地点に到達する。各員、気を引きしめろ。」
同僚の言葉が私を、現実に呼びもどす。
私は現在、傭兵の仕事の為、とある国の戦場に来ていた。
傭兵稼業を初めて三年になるが、中々良い物だ。
今回の私の仕事は遠距離砲台の護衛役。私には得意分野と言えだ。
私は愛機のブーストを吹かし、目標地点へと向かった。 目標地点がみえてきた。
砲台はきちんと仕事をしている。
招かざる客が二名程、確認できたが、焦らずにブーストを吹かした。
「――――先に行く。」
私は仲間にそういい放ち、砲台へと向かった。
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