「始まり」

3/11
前へ
/261ページ
次へ
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、ハルトは2つの鞄を持って、裏庭にある1本の大きな木の下へと向かった。 「漣!」 「おー、ハルトー」 ハルトは鞄を1つ、漣にへと投げると、 「先生、怒ってたよ?」 と、呆れた様に、微笑んだ。 「知るか」 「もう…」 そんなハルトに見向きもせず、漣は立ち上がり、2人は並んで笑いながら、学校の門をくぐる。 .
/261ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加