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仕方ない…
どうしようもなく自分は女で、どうしようもなく男にはなれない。
それは享受しよう。
それでもそこまで来るのに時間がかかりすぎていて。
女の子として楽しむ術がまるでわからない。
解ろうという、努力もしなかったのだけれど。
解って、努力したところで「かわいくない」自分はどうしたって「かわいく」なれるわけがない。
否定されるのが怖くて、否定される前にすべてを諦めた。
女でも、男でもない生き方をしよう。
それは、「どうせ」と諦め努力もせずに、全て捨ててきた自分が出した答えだった。
卑屈になって、頑なに意地を張り、頑固に人の話を受け入れなかった。
そんな滑稽な自分の、滑稽な答え。
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