41人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
少し時間を遡ろう。カクガ、ゲイ、江賀の三人は召集がかかっていた数学部室へ向かっていた。
カクガ「でもめずらしいな、召集だなんて。」
ゲイ「河嶋次期部長や田中に聞いてみるか。」
江賀は少し身震いした。
(召集はないはずなのに……)
ゲイ「江賀、どうしたんだよ。」
江賀「え、いや、大丈夫、大丈夫🎵」
いつものスマイリーエガに振る舞った。
三人は部室の手前に着いた。そこには新居、鮒橋、富士田、紫村の一年生軍団がいた。
富士田「おお、江賀先輩~」
ゲイ「あれ、ネタは?」
新居「ああ、ネタはいねーよ。今日はクラスメートが卓球部部室を愛用のキーピックで開けちゃったらしいですよ。なんでそんなもの持っているのか分からないですけど………。まあとにかく、そのお説教ってやつですね。」
ゲイ「なんだ…………。」
ゲイと宮上はネタをやる仲として一部有名だったのである。同志としていないのは少し寂しいのかもしれないのであろう。
カクガ「た、武山!」
武山「呼び捨てするんじゃねーよ!」
数学部で若干ハブられ気味の武山である。明日卒業式があるので少し興奮気味であった。
武山「今日用事があったから帰らなきゃいけなかったけど、召集がかかってるから来たんだ。」![image=356884197.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/356884197.jpg?width=800&format=jpg)
![image=356884197.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/356884197.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!