序章 悪夢

7/13

41人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
少し時間を遡ろう。カクガ、ゲイ、江賀の三人は召集がかかっていた数学部室へ向かっていた。 カクガ「でもめずらしいな、召集だなんて。」 ゲイ「河嶋次期部長や田中に聞いてみるか。」 江賀は少し身震いした。 (召集はないはずなのに……) ゲイ「江賀、どうしたんだよ。」 江賀「え、いや、大丈夫、大丈夫🎵」 いつものスマイリーエガに振る舞った。 三人は部室の手前に着いた。そこには新居、鮒橋、富士田、紫村の一年生軍団がいた。 富士田「おお、江賀先輩~」 ゲイ「あれ、ネタは?」 新居「ああ、ネタはいねーよ。今日はクラスメートが卓球部部室を愛用のキーピックで開けちゃったらしいですよ。なんでそんなもの持っているのか分からないですけど………。まあとにかく、そのお説教ってやつですね。」 ゲイ「なんだ…………。」 ゲイと宮上はネタをやる仲として一部有名だったのである。同志としていないのは少し寂しいのかもしれないのであろう。 カクガ「た、武山!」 武山「呼び捨てするんじゃねーよ!」 数学部で若干ハブられ気味の武山である。明日卒業式があるので少し興奮気味であった。 武山「今日用事があったから帰らなきゃいけなかったけど、召集がかかってるから来たんだ。」image=356884197.jpg
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加