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カクガ(帰れば良かったのに~)
彼自身、ここで帰れば運命は変わっていたかもしれない。
紫村「そういえば鍵は?成田先生いないの?」
富士田「数学科研究室にいないみたいですし、待ちましょう。」
紫村「開けたいなー。」
すると田中がやって来た。
田中「みんな、チース。おい、ゲイ、東方のCD刷ったから。」
ゲイ「おお、ありがとう。」
カクガ(ゲイがオタクになったらブラックリストに登録してやるぞ、ハハハ)
カクガの腹黒さがわかる一面であった。
江賀「田中、何で今日召集されたか分かるか?」
田中「さあ、あの人が考えていることは分からんからな。」
すると、先生が鍵を持って走ってきた。
成田「すまん、すまん、会議があったもんで、そういえばまだ全員集まっていないようだから、取り合えず中で待っていてくれ、再度また来るから。」
先生はすぐさま去っていった。
ゲイ「やっと開いた、さあ、中でBASICをやらなければ。」
いつもの数学部が始まるはずだった。
いつもの笑い声が聞こえるはずだった。
だけど、これも悪夢の始まりだったのである。
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