序章 悪夢

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守藤は扉を開けた。 すると衰夏が見た光景と同じ死体と血で散乱していた。 守藤「う、うそだろ………。」 守藤の感情は歓喜から悲哀へと変わった。 守藤「何だよ、みんな、死ぬなよ!」 (この間衰夏はトイレに入っていた。) 守藤「ここは平和な学校じゃないのか!」 すると守藤の目の前に一人起き上がった。 「うぉーーーー」 守藤「あなたは……………誰?」 これこそ黒井であった。 守藤「とにかく良かった。これはどういうこと何だ?」 黒井は守藤の声を確認するとこちらに近づいてきた。 守藤「何だ~無視か?」 しかし近づいてくる。 「おい、なんか様子が変だぞ~」 すがにまずいと思った守藤は後退し始めた。 しかしそれは入口ではなく奥側だった。 守藤「こっちくんなよ!」 しかしそんなことは通じるはずはない。 守藤「くそ…………せっかく部長の座を…………」 黒井はあっという間に守藤の目の前にくると、肩を噛み付いた。 守藤「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー。」 守藤の壮絶なる、いや呆気ない最期であった。衰夏はこのことを気がつかなかった。
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