序章 悪夢

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ゾンビ――――――― 人は知能を失い、ひたすら食べつづける。力を失うゾンビは同胞に食われ、力を持ったゾンビは怪物と化す。なぜこの学園にバイオハザードが発生したのだろうか。 衰夏はトイレの中で大好きな漫才コンビのネタを真似していたため、外で何が起こっているなど知るよしもなかった。 衰夏の気分は上々だった。 入ること20分、衰夏は菓子パン三つと弁当、さらにデザートも食べるため、一日のカロリー計算ははかりきれないかもしれない。 衰夏は出ると、洗面所で手を洗ったが、その時衰夏は血生臭さを感じた。 衰夏は地面を振り向くと、そこには血だまりがあった。 衰夏「こ、これは………。何故血があるんだ。さっきまで無かったのに………。何かあったのか………。」 衰夏は喜びから恐怖へと変わった。ドアを開けることさえ怖かった。 衰夏「どうしよう………。ここにいてもしょうがないし、えーい、このさいどうでもいいや!」 衰夏は勢いよくドアを開けた。 彼にとってホットルームではなくなった瞬間だった。
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