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~3年後~
卓哉は挙式後、合併調印式を無事済ませ、謙二と雅哉のフォローを受けながら、経験を積み、今では、KFカンパニーの社長として、1人ですべてを把握し、行動出来る若き青年実業家へと成長していた。
深愛は、そんな多忙な卓哉を、陰になり日向になって支え、今は、1歳半の男の子の母親になっていた。
卓哉「ただいま~~。」
深愛「お帰り~~卓ちゃん。」
優哉「たぁた…あたいり~」
深愛「フフ……優哉、『あたいり』じゃなくて『お帰り』でしょう?」
卓哉「ハハ……しょうがないだろ、やっと言葉を話し始めたばかりなんだからさ…」
深愛「まあ、そうなんだけどね……。」
卓哉「それより、深愛~~腹減った……久しぶりの定時帰宅だから、深愛の手料理食いたい…」
深愛「ハイハイ、分かりました。 じゃあ、用意する間に、優哉をお風呂に入れてきてくれる?」
卓哉「OK~👍 よ~し、優哉、たぁたと一緒にチャプチャプしようなぁ~」
優哉「キャッキャッ😃」
そして、夕食を済ませ、卓哉が優哉を寝かせつけてる間に深愛は入浴を済ませ、寝室へ戻ってきた。
卓哉「なあ、深愛」
深愛「ん?」
卓哉「明日から、久々の連休だし、別荘に行かないか?」
深愛「うん……いいよ、私も卓ちゃんが予定通り、連休が取れるようだったら別荘に行こうって言うつもりだったし……そこで話したいこともあったしね……。」
卓哉「話したいこと? 今じゃダメなのか?」
深愛「うん……まあ…ね。」
卓哉「ふ~ん。 分かった、じゃ、話しは別荘でな……それじゃ、明日、早めに出発するから、もう寝ようぜ。」
深愛「うん。 お休み、卓ちゃん。」
卓哉「ああ、お休み。」
そうして、翌朝、優哉が目を覚まし、朝食を取り、片付けを終えると別荘へと向かった。
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