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更に3年の月日が流れた。
深愛「優哉~~、早くしないとパパ行っちゃうよ~~」
優哉「は~い」
パタパタと走る足音が聞こえ、幼稚園児姿の優哉が卓哉に飛びついた。
卓哉「おっとっと…優哉はすっかり重くなったな…😃」
深愛「そりゃ~、年中さんだもんね…😉」
優哉「うん‼」
卓哉「よし、行くか😉」
深愛「あっ、私も愛羅と一緒に途中まで行くわ。」
卓哉「珍しいんじゃない?」
深愛「うん…、パパとママがお義父さんとお義母さんの所に昨夜、泊まってるから、朝から遊びにいらっしゃいって……」
卓哉「そういう事か…。」
そして、深愛達一家は、すぐ傍に住む卓哉の実家まで一緒に行く事になった。
卓哉「しかし、いい天気だな…」
深愛「そうだね……。 ねえ、卓ちゃん。」
卓哉「ん?」
深愛「この子達には、この空の澄みきった青のように、綺麗で優しい心を持った人に育ってほしいね。」
卓哉「ああ、そうだな。」
優哉「パパ~、早く~」
卓哉「おっと…、じゃ、行ってくるな、深愛、愛羅😉」
深愛「行ってらっしゃい✋」
愛羅「たぁた…いっちゃっちゃい」
卓哉と優哉を見送った深愛は卓哉の実家に向かい、実家の玄関の前で、再び、空を見上げた。
深愛「私は、本当に幸せ者ね……、たくさんの人の優しさや、家族の愛情、そして何より卓ちゃんの大きな愛に包まれてる。 そして、今は、優哉と愛羅という宝物に出逢えた。 神様に感謝します。」
深愛は、決意をあらたにした。
自分に澄みきった心で接して来てくれた人々や、最愛の卓哉、そして、可愛い優哉と愛羅。
これからは、自分が澄みきったこの空のような心ですべてを包み込める人になろうと……
深愛「blue sky love………なんちゃって、フフ…」
愛羅「あーたん……バァバ……」
深愛「うん……バァバのとこに行こうね……。」
深愛は、卓哉の実家の玄関の扉を開けた。
深愛「お義母さん、おはようございます。」
E N D
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