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藤川家当主 謙二の帰宅で藤川家は楽しい一時を紡いでいた…
そんな幸せな空間から一息つくため、深愛はバルコニーに出た…
深愛「はぁ~、まだまだ、寒いなぁ…😖でも、お酒のおかげであんまり寒さ感じないかも…でも、風邪はひかないようにしなくちゃね…」
卓哉「お前は大丈夫だろ?なんてったって、学習能力皆無の深愛お嬢様だからな…😁」
深愛「うぎゃっ‼出た~、天下無敵のイヤミ御曹司~~~😜」
卓哉「…うぎゃっ…って、深愛…お前こそ、天下の藤川コーポレーションのご令嬢なんだから、もう少し、ご令嬢らしくだなぁ…って無理か……😁」
肩をすくめて、諦めの溜め息…の卓哉に深愛は少し、沈んだ顔で笑顔を向け、すぐに下を向いた…
いつも、ムキに猛抗議する深愛の意外な反応に驚きつつ、そっと、深愛の顔を覗き込む…
卓哉「深愛…どうした?」
深愛「だって…グスッ…嬉しいんだもん…ヒック…パパが…ヒック…元気に帰って来たから…」
そう言って、深愛は零れる泪を手の甲で拭きながら、潤んだ瞳で卓哉を見上げた…
〔ああ、こいつ、酒入ると泣き上戸だったなぁ…😓〕
卓哉「うん…良かったな、おじさん、元気になって…」
そう言って、卓哉は深愛の頭をポンポンと優しく叩いた…
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