ミミズの存在価値

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次の日。 平八郎が死んだ。 富士の樹海で肌がペリペリになって死んでいたらしい。 友は泣いた。ドラえもんみたいな声になるぐらい泣いた。 しかし中村はその頃小便をPACIFICOCEAN「太平洋」に垂れ流していた。 しかし僕らは足を止めることはなかった。 平八郎の分まで必死に生きよう。 そして平八郎を死へいざなった奴らへの怒りを内に潜めながら、一歩、また一歩歩みをすすめるのであった。
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