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食堂につくと、豪華な料理がずらっと並んでいた。 長いテーブルの上に、お肉やらサラダやらスープやら……。 さすがだなぁ。
矢「よっしゃ―! 食べまくるぜ!」
真「お―!!」
糸「お―!!」
と、先行隊が突入した。
ぼくは少し飽きれた顔で
成「元気だね。」
とつぶやいた。
春「真宵さま、素敵です!」
素敵……、あのお皿に山盛りにおかずをとっている子がねぇ。 食べれるのかな。
御「キミも遠慮しないでとりたまえ。」
冥「なかなかあなたの給料ではこんなの食べれないんではなくて?」
成「そうですね。」
少し“余計なお世話だ”と思ったことは隠しておこう。
なんて考えていると
成「あいてっ!」
鞭がとんできた。
冥「あなたは顔にでるのよ。 覚えておきなさい、成歩堂龍一!」
また言われてしまった。
どうしたら隠せるのかな……。
御剣がふっと笑って
御「たんに、なにも思わなければいいのだ。」
と言ってきた。
成「無理に決まってるだろ。」
ゴドーさんみたいに仮面つけてようかな。
なんてしゃべっている間に三人はもう食べ終えたようでまたおかずを取りに行っていた。 早いな。
イトノコさんは
糸「自分もう死ぬまでこんな料理食べれないかもしれないッスから!」
などと騒ぎながら食べている。
矢「いや、それはないと思うぜ! また御剣につれてきてもらえばいいんだよ!」
それを聞いていた御剣が
御「矢張抜きでな。」
と皮肉っぽく言っていたが
矢「オレ達親友だろ!」
と気にもとめてないようだな。
真「うん! すごく美味しいね!」
真宵ちゃんが満面の笑みでぼくに話かけてきた。 口の回りに色々食べカスをくっつけたまま。
成「もう少し行儀良く食べようよ。」
春「ワイルドな真宵さまも可愛いです! ですよね、なるほどくん?」
春美ちゃんがなにかを求めてる目でぼくに問いかけてきた。
ぼくは……
成「そ、そうだね。」
気付かないふりをした。
いつものことだけどこの七人で食べると騒がしいな。
もうなれたけどね!
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