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~同じ頃 406号室~
「う~、食べ過ぎちゃったよぉ~。」
「真宵さま、大丈夫ですか?」
「少し微妙かな……」
わかっていたんだけどなぁ。 前もミソラーメンを食べ過ぎてこんな状態になった気がする。 気がするだけかもしれないけど……。
「あれはミソラーメンを五杯食べたときだったかな!?」
「ミソラーメンを五杯も!」
驚いたように冥さんが聞いてきた。 いつの間にか声にだしちゃってたや。
「なるほどくんが裁判に勝訴したあとに“今回は真宵ちゃんのおかげだから”って特別におごってくれたんです♪」
「聞いてるだけで……、お腹がいっぱいになるわね。」
「そうですか? 冥さん胃ちっちゃいですね!」
「あなたの胃がどうかしてるのよ!」
「そうかなぁ~」
これが普通だと思っていたんだけどなぁ。 今度なるほどくんに聞いてみよっと!
ドン ドン
ワーワー
「隣りがうるさいわね。」
「男達が暴れてるみたい。」
「まったく、なんであんなこどもっぽいのかしら。」
「きっとマシスさんですね!」
確かに少しヤッパリさんの声がする。 イトノコさんやなるほどくんも遊んでいるみたい。
「もうちょっと静かにできないのかしら。」
「なにしてるんだろうね。」
「おおかた枕投げかそこらへんでしょ。」
はみちゃんが目をこすりながら
「わたくし、少し眠くなってきました……」
そういえばもうすぐ九時だ!
「よし! じゃあ冥さん、寝ますか♪」
「そうね、その前に……」
冥さんは隣りに行って一言どなってからこっちに戻ってきた。
「じゃあはみちゃんはあたしと一緒に寝ようか♪」
「はい!」
この部屋は二段ベットがあったので上が冥さん、下にあたしとはみちゃんが寝ることになった。
「おやすみなさい、冥さん♪」
「ええ、おやすみなさい。」
はみちゃんはすぐ寝ちゃったけどあたしはなかなか寝れなかったからちょっと起きてベランダ側にあるイスに座って少し風景をみていた。
「寝れないの?」
「あ、冥さん。 そうみたいです。」
「明日も色々あると思うわ。」
「そうですね。 そろそろ寝ることにします♪」
「そう? じゃあおやすみ。」
「おやすみなさい。」
あたしもベッドに戻って眠った。
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