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成「美味しかったね。」
真「ぶー! もうちょっと食べたかった。」
いやいや、十分でしょ!とツッコミをいれたくなった。ほぼ真宵ちゃんと矢張とイトノコさんで食べつくしてくれたからね。
矢「いやぁ、久しぶりにあんな肉食ったぜ!」
糸「自分もたらふく食ったッス! もう当分は何も食べなくても生きていけるッス!」
たぶん今後の生活も苦しくなるってことなのだろうか。 イトノコさんも苦労が絶えない人だよなぁ。 ぼくですら少し同情してしまう…。
春「とても楽しかったです! 真宵さまが少し大きくみえます!」
それは……、食べ過ぎてお腹が……ねぇ。 ぼくは真宵ちゃんを見ながら心の中で思った。
御「ふっ、どうだったかな。 この一泊二日は?」
成「とっても楽しめたよ!」
真「最高でした!」
春「はい! 真宵さまや冥さんの心が少しわかりましたし♪」
冥「そうかしら? もっと教えてあげてもいいのよ。」
矢「オレにもー!! ぐはぅ!」
すかさず鞭が飛んできた。
糸「あんたほんとにこりないッスね……。」
まぁバカだから。 そこがあいつの良いところであり、悪いところでもある。
ぼくは車から海の彼方に沈んでゆく太陽を眺めていた。
夕暮れの海はとても綺麗で、また皆で遊びにいきたいとぼくは思った。 また明日から大変な1日が始まるかもしれないけれど、なんとなく頑張っていけそうな……そんな感じがした。
そんなことを思いながら外を見ていると
矢「オマエ、たそがれんの好きだよな。」
と矢張に言われた。
成「だいたい皆外見るって。 ま、オマエは別の目的そうだけど。」
矢「どーゆー意味だよ!」
成「そのまんまだよ。」
こうしてぼくたちは帰ってきた。
まだまだ夏は始まったばかりだ。
EMD
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