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コンビニに入るなり、浩介は雑誌が並ぶ場所へ直行し、週間漫画に手を伸ばし読みあさっていた。
トイレに行くために寄ってもらったわけじゃない私は、コンビニ奥の飲料コーナーで飲み物を物色。
お茶からお酒、様々なメーカーの飲料が並ぶ中、私はひとまず、方向を変えて、パンと紙パック飲料の近くに行った。紙パックコーナーはペッボトル飲料より安い。
私はその中から青いパッケージのミルクティーを手に取り、流れるようにサンドイッチや、おにぎりを見た。
浩介「あれ?トイレは?」
本を読み終えたのか、飽きたのか、浩介が私の近くに来て、迷う事なくカツサンドを取った。
真紀「トイレ行きたかったわけじゃないから」
目線をサンドイッチコーナーにやり、何をしようか?と悩んだ。
ふと、手元を見ると、浩介も青いパッケージのミルクティーを持っていた。
ハムと卵がミックスされているサンドイッチを選び、レジの横にある、赤色パッケージの唐揚げと黄色パッケージ唐揚げ。後、青色のタール6のタバコをテーブルに置いた。
浩介も一緒に置き私が財布を開けた時、浩介は私の動作を右手で制止した。
浩介「俺、払う」
そう言って私の反論を訊く前に支払いを済ませ、袋を受け取っていた。
真紀「いいよ💦あたしも払うから!」
浩介「いらなーい」
真紀「何で💦」
男性じゃなくても奢られる事がもの凄く苦手な自分。
ましてや、年下の男の子に払ってもらうなんて、申し訳なさすぎた。
浩介「いいから、はい♪」
私の財布をスッと取って後部座席にある鞄へ。それと同時に買った袋を私に渡した。
真紀「ありがとう…ご馳走になります😅」
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