54人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
同棲一週間後。
求人雑誌と睨めっこする昼下がり。
今日は季節の変わり目を表すかのような雨。
浩介は家事を任せるから♪と、あたしに言ったが一緒に住む以上居候は嫌だ。
ましてや、年下に世話をしてもらうなんて…。
手当たり次第に、電話をかけた。でも、その大半は年齢を聞いて断る。
当然と言えば当然だ。
面接が何個か決まった夜、浩介に言った。
真紀「明日、面接行ってくる。バイトだけど、受かれば家賃半分払うから」
浩介「え?バイトするの?」
真紀「うん。え?何?」
浩介「いいけど~お水じゃないよね?」
真紀「は?」
浩介「お水はヤキモチやいちゃうからダメ~♪てか、バイトしなくていいじゃん♪家の事ちゃんとしてくれてるし♪」
真紀「いや、そんな問題では💧」
浩介「だってさ、結婚したら俺が養ってくでしょ?なら、将来も今も変わんなくない?」
真紀「…あのね💧結婚って当人達のものじゃないんだから💧」
浩介の両親に私はニートなんです。って言えるかっ!(笑)
にしても、お水は考えてなかったな。
明日また雑誌見てみよう。
ヤキモチなんて可愛いもんだろ。ヤキモチやきめ。勝ってにやくな(笑)
最初のコメントを投稿しよう!