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とある異世界
科学も
そして
自然も、豊かな
少し
非現実的な世界
この世界には
三種族の人類が存在する
・ヒューマン~human~・
一般的にヒトとされる人種
人口の70%以上を占める最多種族
世界の中央に存在する大国“ラスタリア王国”の君主もこの種族
頭が良く非常に柔軟な思考の持ち主であることもこの種の繁栄の理由の一つでもある
・ビースト~beast~・
世の中の人口の約20%をしめる種族
一般的に魔物と呼ばれる人種
獣と人を入り交えたようなその恐ろしい見た目や知能の低さから主に最低民族とされ迫害され続けてきた種族
が
その力は強大でありどの種族より生命力に溢れている
・エルフ~elf~・
世で一番美しいとされる人種
この世界の主宗教“ルフド教”からは“神聖なる神子”とされ崇められてきた
エルフは主に2種に分けることができ
一方はピクシィ(成人後も幼い子供のような見た目と妖精を彷彿させる半透明な羽が特徴)、植物や動物と話す事のできる者たち
ピクシィ(妖精)と言うだけあり彼らは数が少なく
さらに、エルフ以外の種族との関わりをひどく嫌う
もう一方はニューマン(見た目はヒューマンとさほど大差は無いが尖った大きな耳と息を呑む程の淡麗な容姿が特徴)、ピクシィとは違い人間外の者と心を通わせる能力は無いものの“火”“雷”“風”“水”“氷”“土”“光”“闇”のいずれかを司る超人的な能力を持つ
その中でも特に“光”と“闇”の能力は数少なく貴重なものとされる
そして
この世界は、そのそれぞれの血の交わりをひどく嫌い、恐れている
それぞれの血に
誇りを持っているからだ
だから
“彼ら”は
存在を否定された
大陸から、遠く離れた
小さな孤島に捨てられた
名も
与えられず
ビーストより
そして
虫や草より
この世界の何者よりも
ずっと
疎まれた“彼ら”は
さらに
“彼ら”意外との関わりを絶たれた
“彼ら”もまた
それを自覚し
受け入れ
そこで、生の全てを終わらせた
ある、
“きっかけ”が起こるまでは
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