美樹

6/10
前へ
/157ページ
次へ
私は頷いた。 「…そっか…」 ため息まじりに美樹が言う。 お願い…否定してよ…美樹…。 何か…理由があったんでしょ…? 「ごめんね…由真…私…」 静寂が私達を包む。 耳が痛い…。 「私…」 「…珪太の事好きになっちゃった?」 先に言われるのが怖くて美樹の言葉を遮って言ってしまった。 思ったより大きな声が出てしまい自分で少し驚いた。
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

199人が本棚に入れています
本棚に追加