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「父ちゃん…」
「あんだよ」
「今日からお父様、って呼んでも良い??」
「はぁ?いきなりなんだ?」
「うん。俺、今日から神になったんだ」
「………………」
「……………テヘ☆」
父はフラリと立ち上がり、隣の居間に在る仏壇に静かに座った。
チーン。
「…ちーちゃん。
ちーちゃんの連れ子でも、俺はカケルを本当の息子と思って今日まで育てて来たけど…。
ごめん。俺、もうダメかもしんねぇー…」
父はシクシク泣き始めた。
息子はようやく、徐々に覚醒してきた。
「おっ、お父様っ!!!」
すると、父は泣きながら憤怒の表情で振り返る。
仏壇の前に不動明王がいる。
「いーから、とっとと顔洗ってキヤガレッ!このバカ息子がぁっ!!!」
「…………いやん」
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