LastChapter―Ⅹ†終局…

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  圧倒的な、逸そ暴力的とすら言っていいレベルの世界の歪み。 全てを呑み込む鼓動は津波の如く。見たわけじゃない、それどころか次元単位で違う世界に居るってのに感じる。 当然ながらMAXも気付いたらしく、怪訝な表情で硬直してる。 『お二人さ~ん。とんでもない事になりやしたよ』 らしいな。 歪みを感じてから、そこらのコードが急に色を変えたり、ブレたりしてやがる。 こんな事は初めてだ。 「オイ。バグッたかァア?」 「んなわけねぇだろうが」 いやまぁ、此処がバグったわけじゃなく、どこか別の場所がバグってんだろうがな。 この不自然なバグコードを解析すればどこで何が起きたかも分かる筈だが、そんな面倒な事しなくても雨雫に聞けばいい。 「雨雫。何が起きてる?」 この歪み、そしてこのバグコード、聴く前からだいたいは分かる。 連邦の能力者がいよいよUbquitous・Coreへ手を出した、そんなとこだろう。 『判った範囲ですと……ナビスが消えてやす』 ……ん?    
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