ジョーという女

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日曜日、私は健人君と梓の新居を訪れた。新しいマンションだった インターフォンを鳴らすと初々しい人妻の梓がでてきた 『待ってたよ、花梨。あがって』と梓は私の手をとった 部屋は3LDKでとても広い 『新居奮発したんだね』 『花梨、いらっしゃい。頭金親父達に援助してもらったんだ。若いうちに家持たなきゃダメだって言われてさ。ローンキツイけどお互い働いてるからなんとかな』 健人君は今までと雰囲気が違った。一気に大人の男に見える 梓が私の手土産のケーキをお皿に乗せ、紅茶と一緒にもってきた 『新婚旅行はどこいったの?』 『定番中の定番、ハワイよ。でも私は初めてだったからすごくよかった』 『俺は会社の旅行で一度いってるんだ。写真みる?』 とプリントアウトした写真を見せてもらった 二人とも幸せそう… 『これお土産、香水とコナコーヒー。使ってね』 『ありがとう。大事に使うね』 それから二人の新婚旅行話しが始まった。私にはなんか遠い二人… 何喋ってるかわからなかった お昼ご飯誘われたけど、今から約束あるからと断り、マンションを後にした そしてジュンに今から横浜行きますとメールした 【駅で待ってるから】とすぐに返信がきた
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