ジョーという女

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駅に着いたのは1時前だった 気付かなかったけど…ジュンの車ってオープンカーにもなるんだ…オシャレなアロハきて手を振ってる 『ジョー!こっち、こっち!』 『大声ださなくてもわかるわよ!』 『中華街いこうぜ。お腹空いただろ?』 『うん…』私は車に乗り込んだ 『なんだ?また元気ないじゃねーか。どうした、あの元気は』 『どうもしませんよ。ほらさっさと走らせなさいよ!』 私は睨みつけて運転をせかした 中華街は人でいっぱいだ 『ここ入ろうぜ。すげえ美味いから』 一軒の派手な店に足を踏み入れた 『メニュー俺任せでいい?』 『お願いします』 ところがである、ジュンは流暢な中国語で店員に料理をオーダーしている!私はびっくりして彼を見た ジュンはタバコを吸いながら『何ジロジロみてんだよ』と言った 『中国語、上手いですね』 『今時中国語、英語出来なきゃ食っていけないじゃん』とジャスミン茶を啜った 『そうなんですか?』 『お前も中国語くらいマスターしときな。仕事に役立つから』 料理はどんどん運ばれてきた。飲茶かなと思ったら、北京ダックやら高級っぽい麻婆豆腐…とにかく私の知らない料理が、テーブルいっぱいになった
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