明日が見えない

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『花梨!あんたいい加減にしなさいよ!』お母さんとお父さんは私の部屋のドアをどんどん叩いた 『二日も部屋でないでなにしてんの!ご飯も食べないし!』 『ホントだぞ!明日から仕事なんじゃないか!どうするんだ』 『仕事なんてやめるわよ!私の事はほっといて!』 そうよ、仕事も辞めて、私はこの部屋でミイラになってやるんだ! 翌日、お母さんが会社に休むと電話をした ところが私はトイレ帰りにキッチンに置いていた朝ごはんに手をつけてしまった! 『なによ…食欲あるじゃない…』とお母さんは冷たい目で私を見た 『いいじゃない!お腹空いてきたんだから。親なら喜びなさいよ!』 『…ったく』とお母さんは舌打ちをした 『でも私会社は辞めるから…行く気しない』 『まあ…小さな会社だし?あんたが辞めたって困る事ないんじゃない?』 『そ、そんな事ないわよ…』 『あんたなんて役にたってたの?』 私は涙目になると、おじいちゃんの部屋に飛び込んだ 『どうしたんだ花梨』 『お母さんったら私なんて会社の役立たずだって!』 『それは可哀相に…』 『でしょう?』 『お昼、おじいちゃんと寿司でもいくかい?年金も入ったし』 『お寿司食べたい~!』 『よしよし』 その時お母さんが… 『花梨!あんたいい歳こいて…アニメのちびまる子よりタチ悪いじゃない!』 お母さんのカミナリが落ちてお寿司は食べれなかった…
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