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「とりあえずさ、正義の味方になるためには身近な人助けをしなくちゃいかん。
というわけでジュース買ってこい」
流石先輩だぜ!確かに一人を守れなくて誰を守れるんだ!ってことだな。
「次にだな、正義とは時には人を癒さないといけないんだ。というわけで肩揉め」
流石先輩だぜ!なんかこう…ヒーリングの第一歩って奴かな?
とにかくなんか凄いぜ!
「最後にだな、これだけは覚えておいて欲しい。俺は正義の兄だ」
流石先輩だぜ!…ってあぁ?
「どういうことですか!」
「いや…最初っから気付くって思ってたんだけどさ、お前気付いてなかったみたいだから。気付くだろ?普通は」
いや…気付くっつったって…
「先輩いつもマスク着けてるし、話すときはカンペだったし」
「逆にそんな奴と一緒にされたくなかったな…
あぁ、そうそう。なんで俺がここに居るのかというとな、正義からお前にって手紙を預かってたんだよ」
じゃあ俺は帰るかなって言ってお兄さんは帰っていった。
俺もこの寒い日にずっとランニングシャツにマントなんて着けてたら風邪を引いちゃうから
家に帰って先輩の手紙を見ることにした。
拝啓 太一くん
久方ぶりです。今、僕はアメリカにいます
なぜって?遊びに決まってる!
僕はスーパーマンだからね、空を飛ぶ事が出来るんだ。
便利だよ!そうそう、僕の兄貴に金が欲しいから百万ほど振り込んどいてって言っておいて。
断られても「坂井さん」って言えば大丈夫だからね!
アディオス!
敬具」
あぁ…良いなぁ正義の味方
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