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「タカが朝からいるのって珍しくね?どーしたよ」 「あー…なんか目ぇ覚めた」 「今日は雪だな」 「んだと」 基本午前中に受けたい授業がないのと、朝が弱いことが合わさって、さっきの通り、俺は滅多に朝から学校に来ることはない。 しかし今朝は違った。 何故か早朝に目が覚めたんだ。 「はい、みなさーん」 パンパンと手を叩き、おっとりとした担任の声が響いた。 「転校生が来ますよー。川坂くん」 担任の言葉に、ドアが開いた。
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