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ルナの言う通り街に来てはみたものの、何も異常は感じられない。
うさぎ達はとりあえず一通り商店街を歩いてみることにした。
もう、ルナの取り越し苦労なんじゃないの、とうさぎが不満に思い始めた頃───
すれ違った男の子の声が耳に入ってきた。
「宝石屋さんの中から大きな音がしてたけど…何かな?」
まさか、と妙な胸騒ぎを感じながら宝石店に向かう途中───
ゲームセンタークラウンの前で、顔馴染みのお客さんに声を掛けられた。
「うさぎちゃん、そんなに急いでどこに行くの?
…え?宝石店?そういえば、さっき変な人が宝石店の前にいたよ。」
そうなの、ありがとう、とお礼をしながら宝石店“OSA・P”へと急いだ。
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