──第1章──

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4人がホームに上がると亜美が険しい表情で新幹線を見つめていた。 「亜美ちゃん!」 うさぎの声に反応し、一瞬安堵の表情を浮かべる亜美。 「みんな!助けに来てくれたのね。」 まさか…興味本位で尾行してて、たまたまこんな風になりました~なんて言える訳がない。 ───駅全体を包む妖しい空気が徐々に大きくなり5人を飲み込む。 「何っ!?すごい数の妖気を感じるわ!」 どうやらそれは新幹線の中から発されているようだ。 ──このままでは危険だ、そうルナは判断した。 「みんな!変身よ!」 5人は新幹線の中に乗り込む準備を整えた。 「───入ってみましょう。」
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