──第1章──

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「大丈夫?浦和くんっ?」 マーキュリーは駆け寄って彼を抱き起こす。 「み、水野さ…ん………」 微かに発されたか細い声。 セーラー戦士でさえ威圧される程の妖気。常人なら簡単に押しつぶされていただろう。 その一言を残して彼は意識を失った。 「浦和くん!しっかり………しっかりして!!」 反応しなくなった彼を見て我を失いかけるマーキュリーに、ジュピターが寄り添う。 「大丈夫。気を失っただけだよ。」 その言葉にマーキュリーは冷静さを取り戻した。
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