──第1章──

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───数日後。 ルナが窓から勢い良くうさぎの部屋に入ってきた。 うさぎはベッドですやすやとおやすみ中。 「うさぎちゃん……… うさぎちゃんってば!」 ドスッ! ベッドで眠るうさぎを容赦なく踏みつけるルナ。 「むにゃむにゃ………どうしたのよ、ルナ。」 「何だか街の様子がおかしいわ。どこがって言えないけど……… とにかくおかしいの。」 心配するルナをよそに、うさぎは 「むにゃむにゃ………ルナの気のせいじゃないの?」 なんて言う始末。 「違うわ!いつも会ってる人も何だか違うのよ。」 「ふーん。わかった。気をつけるわ。じゃ、おやすみ。」 「ちょ、ちょっと!すぐに調べに行きなさいよ!!」 「むにゃむにゃ………」 うさぎは二度寝してしまった。
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