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───数日後。
ルナが窓から勢い良くうさぎの部屋に入ってきた。
うさぎはベッドですやすやとおやすみ中。
「うさぎちゃん………
うさぎちゃんってば!」
ドスッ!
ベッドで眠るうさぎを容赦なく踏みつけるルナ。
「むにゃむにゃ………どうしたのよ、ルナ。」
「何だか街の様子がおかしいわ。どこがって言えないけど………
とにかくおかしいの。」
心配するルナをよそに、うさぎは
「むにゃむにゃ………ルナの気のせいじゃないの?」
なんて言う始末。
「違うわ!いつも会ってる人も何だか違うのよ。」
「ふーん。わかった。気をつけるわ。じゃ、おやすみ。」
「ちょ、ちょっと!すぐに調べに行きなさいよ!!」
「むにゃむにゃ………」
うさぎは二度寝してしまった。
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