遊んでね

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「でしょ。だから罰が当たったみたいでさ。その子、それからいいことないらしいよ。大学受験に失敗して、付き合ってた男が交通事故で死んじゃって、両親が離婚。これも後になって噂になってさ」 「なにそれ……いわくつきってこと?そっちの方が怖いじゃん」 榊原がメールの画面から顔を上げて言うと、亀井は笑いながら首を振った。 「やだやだ、女ってそこらへんに厄年もあるでしょ?きっと人生生きてりゃ悪いときもあるって。今その子が何してるかはしらないけどさ」 そうだろう。人間結局は惑わされすぎなのだ。 榊原は返答に困り、肩を竦めるにとどめた。 あれから一週間。 突如姿を消した亀井の消息は、未だ分かってはいない。
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