-ヒツゼン-

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「誕生日は??」 「し、四月一日…💧」 「アカの他人に本名と誕生日を偽りもせずにこたえるとは(笑)」 「って、そっちが聞いてんだろーー!!」 ここにきてからどれくらい怒鳴っただろうか?? そろそろ疲れてきた。 「えっ⁉あたしの名前??」 「いや、聞いてねぇし」 「侑子よ、壱原侑子」 「勝手に名乗ってるし…💧」 疲れたというか呆れてきたのも半面ある。 「勿論偽名ね✨」 「その上偽名かい!!」 「その子たちはマルとモロ。可愛い名前でしょ!?」 自己紹介も終わったのでもう帰ろうかとも思った。 「さて……」 侑子は急に立ち上がった。 「アナタ、あやかしを視るのね」 「な、なんで……」 なんかこうも当てられると逆に怖くなってくる。 「誕生日て本名を告げたでしょ??だからよ」
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