1

9/13
前へ
/24ページ
次へ
熱くなる体。 「あ…」 『効いてきたかな?』 膝がガクガクと震えだす。崩れそうになると抱きとめられた。 「さ、触るな…」 抵抗するが上手く行かない。 (力がうまく入らない…) 『可愛い…可愛い…僕の兎。もう離さないからね。』 耳元に口を寄せて囁かれる。 ゾワッと鳥肌がたつのが分かった。 (こいつ…) Pipipi… 鳴り響く携帯の音。それに気を取られた隙を見て逃げ出した。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加