42人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
ピッ、ピッ、ピッ
「どうして言わなかったんだ!!馬鹿野郎!!」
近…藤さん?
「隊長!しっかりして下さい!隊長ォ!」
「沖田隊長!どうして言ってくれなかったんですかァ!」
嗚呼
俺
死ぬのか
「…このクソガキ…」
土方さん…?
「なんで何も言わねぇんだよ、こうゆう事、なんで隠してんだよ…おい、総悟。」
ハハッ説教かよ
「どうして
お前もこうなんだよ…。」
ポタッ
あ
土方の野郎
泣いてやがる。
「なんでまた
こんな姿見なきゃいけねぇんだよ
いつも減らず口ばっか叩いてやがるくせに
意味わかんねぇよ。」
ポタッ…ポタポタッ
「副長…。」
「お前らは席を外してくれ。」
近藤さんが言った。
何?
俺、本当に死んじまうってのかィ?
え?
これ、なんだよ
苦しい
胸が締め付けられる。
やめろィ
啜り声が耳に響く
やめろィ
俺は死なねェ
やめろィ
死にたくねェ…
.
最初のコメントを投稿しよう!