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朝
起きれば横に医者が居た。
険しい顔をし、看護婦と何か話している。
懐かしいねィ、
昔よく見た顔だ。
「あ、沖田さん、起きましたか?体調はどうですか?」
「…全然良好。」
なわけねーだろ。
気持ちわりぃは腹いてぇはで最悪だっての。
「そうですか。…沖田さん、今話して良い状況かわかりませんが、身の為にもお伝えします。」
来た。
「…あなたにお姉さんが居ましたね?、失礼ですがカルテで調べさせてもらいました。」
「はぁ。」
適当に返事をする。
だって次の言葉はわかりきっている事だから。
「あなたはお姉さんと同じ病気です。」
ほら、ねィ。
「今のあなたは安静にしておいた方が良いですね、病気は今物凄い早さで悪化しています。
悪ければ…」
「死ぬ場合も?」
俺は挑発混じりな笑みを浮かべて言った。
「……;」
図星
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