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あれから医者にいろいろ言われ、数ヶ月の入院となった。
暇だったのは言うまでもねぇ。
隊士らや近藤さん、来なくていい土方さんまでお見舞いに来た、だが毎日空を見る生活になっていた。
わかった事
空は毎日違う。
という事だけ。
空色、茜色、紺色、
雲の速さ 雲の大きさ 雲の形
そして夜は空を見ない。
いや、見たくねェ。
申し訳なくて
思い出しそうで
見れない。
「俺ァいつからこんなヘタレ野郎になったんでィ…。」
そして俺はそのまま眠りについた
あ、まだ気付いた事がもう一つ
“真夜中、眠りにつくと聞き覚えのある曲が流れる”
歌詞や音楽は微かにしか聞こえねぇが、
どこか懐かしいのはわかった。
その曲を聴きながら俺は心地よく寝付けている。
疑問はなかった。
「死の前触れのせいか?」
等と思っていたから。
本当、単純だァ俺ァ。
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