Love wishing to the “Ark”

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>>限りなく同一に近づける。追憶は狂気にも似た幻想。求める儘に唇を奪い合い、少しずつ楽園を追われてゆく ここら辺で、ソロルも目が覚めてくるみたいです。少し冷静になってますね。限りなく同一に近づける、これはソロルと言う人物像と被験体1069(自分)の事でしょうか。 そして、自分とソロルが同一に近づいていった末のあのフラーテルとの愛し合った想い出は狂気の様な幻想だった。幻想というのが、ソロルの皮肉なのかはよく分かりませんが、ソロルはちょっと後悔しているみたい。 求めるままに口付けを交わし、その度に少しづつ楽園(ソロルとフラーテルが一生ラブラブでいられるというソロルが真に望んでいたもの)から遠ざかっていく。 「同じ心的外傷、重ねれば響き合う。けれどそれ以上には」 心的外傷(トラウマ)ですが、この歌の後ろで鞭や鎖に音がすることから、二人は虐待を受けていたのではないのかなと思います。それが被験体になる前か、なった後かは分かりませんが。二人で、その心の傷のなめ合いをしていて、響きあう(慰めあう)ものの、それ以上にはなれない。なのにソロルはそれ以上を求めてしまった。 フラーテルは、その「重ねれば響き合う」までだったんでしょうね。それ以上にいけなかったのではないのでしょうか。
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