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その時
ヴゥ~~。ヴゥ~~。ヴゥ~~。
一定のリズムで、股間の辺りが揺れる
「ウゴっ!?」
ななな、なんだ?
お、俺は器具を仕込んだ覚えはないぞっ!!!
そんな趣味も断じてないっ!!!
今までに無いほどの、手際の良さで、その振動物を取り出す。
「ん?あぁ。亥月からメールか…。」
ビビった。
かなりビビった。
一瞬だが、自分は無意識にこんな事をしてしまう人間だったのかと、自分を疑ってしまった。
「ごめんね。もう一人の僕。」
一応、言っておくが、今持っているネックレスは、シルバーの十字架などであり、
どっかの千年前のパズルでできた、金のピラミッドなどは、持ってないからな。
したがって、二重人格で、急に髪が立ち上がり、強気な口調でカードゲームもしないからな。
あ、
脱線しすぎたな…。
亥月からのメールの内容は~っと。
「今日泊まっていい~?明日休みじゃん?だから、彼女が居なくて、哀れ極まり無い君に彼女が居る良さを語ってやるよ」
亥月も彼女は居ないはずだが……。
ところで、
亥月は天才か?
起きてる時、寝てる時、更には、メールの時まで、俺に異常なまでのうざさと殺意を与えてくれる。
素晴らしくイライラする才能だね。
先に言っとく。
すいません
もし、今日亥月が誰かに殺害されたニュースが、流れたら、
絶対、俺です。
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