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バサッ
バサッ
バサッ
巨大な樹の根本から何か羽ばたくような音が聞こえると漆黒の竜が何処かえ飛んでいくのが見えた
「あら?ガルの奴どっか行くのか?そういやさっき何か言おうとしてたな……まぁ昼までには帰ってくるだろうしいっか。」
神威は特に気にせずに森の中を歩き出す。
「それより今日は何処に行こっかなぁ、魚釣りとかはもうしたし今日は何時もよりもちょっと遠くに行こっかな。」
そう決めて神威が歩き出して十数分、赤い果物が実っている木々を見つけた。
「これは…林檎かな?食べてみよ。」
神威は木から果物を一つ取って食べ始めた。
「おいしっ!前の世界の奴よりおいしいなコレ。」
ガサガサ
林檎を食べていると近くにある草むらから不審な音がし始める
「ん?なんだ。」
神威が音が聞こえる方に振り向くと草影から何かが出てきた。
「な、なんだコイツ!?」
草むらから出てきたのは2m近くある狼だった、だが狼は上着とズボンを着て立って歩いている。
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