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「グルル…食べ…物……人…肉…ニ……ク…グラァァ!」
幾つか言葉を呟いた後狼男は突然襲いかかってきた。
「なっ!くそっ、ラリってんのかぁ!?おいおい。」
神威は襲いかかってきた狼男を蹴り飛ばし食べかけの林檎を投げつける。
だが狼男は立ち上がり再び襲いかかろうとしてくる。
「うぜぇ、[爆破:ブラスト]!」
神威は右手を前に出し指を鳴らす。
すると狼男の眼前で爆発が起こる。
「グギャァァ!…」
狼男は手で両目を押さえている、どうやら爆発の光で眼をやられたらしい。
その隙に神威は懐に入り右手を相手の体に添えた。
「取り合えず寝とけ、[雷撃:エレクトロ]。」
そう言った瞬間右手を起点に狼男の身体中に電流が駆け巡った。
「グッ…グァ……」
電撃をモロに喰らった狼男は力無く倒れた。
「ったく一体何者なんだよ、ん?ズボンに何か入ってるな。」
神威は狼男のズボンに入ってた紙を取り出す。
「何々、『重犯罪指名手配犯 ベルク・リシュト』ってこいつの名前か?」
紙と狼男を交互に見ながら言う。
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