ガルちゃんの頼み事?

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世界樹の根元に戻るとガルが先に帰っていた。 「たっだいまぁ~、どっか行ってたけど何処に行ってたの?」 神威は先に帰っていたガルに何処に行ってたのか聞いた。 「それを言うのは儂の方じゃ!それより神威よ、その引こずっているのはなんじゃ?」 そう言うとガルは神威が引こずっている者を見る。 「襲ってきたからぶっ倒した。」 神威の簡素な答えを聞きガルは引こずっている者を見る。 「フム……こやつは獣人じゃの。」 ガルは狼男を見てそう呟いた。 「獣人って獣耳や尻尾を生やした可愛い女の子の事?」 「どれだけ限定的な獣人なんじゃ!男の獣人じゃて居るに決まっておろうが、それにコヤツも男の獣人じゃ!」 ガルは神威が抱いてる獣人の姿に呆れながらもツッコミを入れる。 「えぇ~、こいつ毛がもっさもさじゃん、獣人っていうよりほぼ狼じゃん、二足歩行してたけど。」 そう言うとガルはわずかだが眼を細め 「獣人にも色々とあるんじゃよ。」 ガルは哀しそうな瞳をしていた。
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