ガルちゃんの頼み事?

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「っとまぁこんな所かな。」 神威は説明を一通り終えて息を吐く。 「それでお前はどうする?」 神威は聞く。 「今のお前は獣人じゃ無くなってるし暴走もしない、今俺を殺せば獣人じゃない普通の人間の生活に戻ることが出来るぜ?」 ベルクは神威から視線を地面に落とす、が直ぐに神威を見つめる。 「いえ、貴方を殺す事など私には出来ません。」 その言葉にはベルクの確かな覚悟が感じられた。 「良いのか?俺の理性は後半日程しか持たない、俺は暴走何かしたく無いからお前の“力”を返させてもらうぞ。」 神威は淡々とこれから彼にする事を話す。 「構いませんよ。 本当なら私はこうして話したりする事なく死んでいっていたでしょう。 ですがこうして自我を持ち誰かと話せる何て神の最後の慈悲なんじゃないでしょうか?」 ベルクそう言うと苦笑した。 「神か…まぁいるにはいるんだろ、全てを不平等にするひん曲がった心の神様だろうがな。」 神威は呆れたようにそう呟いた。 「神なんてそんなものですよ、故に気まぐれで誰かを助けたりもする。」 『まぁ私は助けてもらえませんでしたが。』とベルクはつけたすように言う。 「フッ…そうかもね。」 「……ではそろそろ始めましょうか。」 ベルクはそう言うと神威に近づいてきた。 「まだ時間は有るぞ?それでも良いのか?」 ベルクにそう尋ねる。
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