ガルちゃんの頼み事?

15/36
前へ
/122ページ
次へ
「…カム…イ……グッ…カ゛ア゛ア゛ァァァァァ!」 「やっぱり暴走したか…あんまり殺りたく無かったんだけどな……」 暴走状態のベルクを見た神威は悲しい表情をする。 「仕方ないけど…殺らしてもらう!」 そう言った神威の眼には覚悟が感じられた。 「ガァァ!」 ベルクは神威に狙いを定め右手を振りかぶり襲いかかってくる。 「[背面移動:エスケープ]」 襲いかかってくるベルクに神威はただそう呟く、その瞬間神威は襲いかかるベルクに背中合わせをするように現れた、勿論さっきまで神威のいた場所には神威は居なかった。 「後ろががら空きだ、[発病:パンデミック]!」 神威は直ぐ様振り返りベルクの首に右手を当てて言う。 その直後ベルクの首に黒いシミのようなものが出来た、それに何かを感じ取ったのかベルクは慌てるように振り替えると同時に神威の手を払い少し距離を取ろうとする 「グァッ!」 が 、距離を取ろうと後ろにジャンプしたはずのベルクは殆ど後ろに下がってなくその事に「何故?」という風に声を上げた。 「痛みは無い、安らかに逝け…[氷結:フロスト]……」 言い終わると同時に神威の右手から一本の透明な長剣が現れる、そして一気にベルクに走り近づくと同時にベルクの腹に深々とその剣を刺した。 「グッ……ア゙ッ…」 ベルクは刺された痛みに声を上げる、だが体は全くと言っていいほど動いてない。 「砕けろ…」 そう言ったとたんに神威の右手に有った透明な剣は パリンッ とかん高い音と共に文字どうり砕けた。 それに合わせるかのようにベルクの体は後ろに倒れたていった。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2155人が本棚に入れています
本棚に追加